私たちは、医療課題に挑戦する仲間を求めています。
医療業界に関する知識・経験は問いません。
あなたのアイディアが医療の未来を支えます。
医療業界全体にプラスのインパクトをもたらすようなユニークな価値を創造していきたい

- 麻 雪乃
- 新卒で製薬企業に入社し、MSL(Medical Science Liaison:医療従事者に対し、医学的・科学的なエビデンスや専門知識に基づく情報提供を行う職種)として血液領域を担当。
医療現場への情報提供やエビデンス創出の支援に携わった後、2024年6月にエムスリー株式会社へ入社。現在に至る。
前職ではMSLとして専門医と向き合うお仕事をされていました。取り組むなかで難しさを感じたことはありましたか?
大学卒業後、製薬企業に入社し、MSLとして血液領域を担当していました。
MSLの重要な役割の一つは、質の高い医学的・科学的情報を医師へ提供し、医療現場のインサイトを発掘することです。私は新卒で入社したため、知識面のキャッチアップに苦労したことを覚えています。医師と対等に議論するため、最新の医学論文を読み込むことはもちろん、国内外の学会情報にも常にアンテナを張り、知識をアップデートする毎日でした。このように、医療系のデータに親しんでいたことは現在の業務にも活きていると感じています。
MSLから転職を考えたきっかけを教えてください。
MSLの仕事は、専門医の先生方との対話を通じ、医療が直面する課題と向き合うことで、私に医療現場のリアルな声を教えてくれました。そうした経験のなかで、現場で感じる個々の課題だけでなく、業界全体の課題を可視化し、その解決をすることで、医療システム全体により良い影響を与えられないだろうかという新たな思いが芽生えてきました。MSLとして現場で培った感覚を大切にしながら、もっと広い領域にアプローチし、医療の発展に貢献したいと思い、新たな環境での挑戦を考え始めました。
数ある選択肢のなかで、エムスリーを選ばれた理由は何だったのでしょうか?
エムスリーの情報発信力の高さには以前から注目していました。論文解説の記事など、医療従事者向けに質の高い情報を届けている点が印象的で、面白い会社だなと感じていたんです。
さらに、データ分析にも関心があったことから、リアルワールドデータを扱うJAMDASの仕事に強い興味を持つようになりました。
エムスリーを選んだ最大の決め手は、自社で医師データや電子カルテ由来のデータを保有している点でした。コンサルティングファームなどでは、データを外部から集めるところからスタートするケースも多いなか、エムスリーでは必要なデータを活用できる環境が整っています。このアドバンテージは他社にはない強みであり、データを起点にクライアントの課題解決に直結できると確信し、入社を決意しました。

現在の業務内容について教えてください。
現在は、JAMDASチームの一員として、製薬企業向けにリアルワールドデータの提供を行っています。単なるデータ販売にとどまらず、膨大なデータの中から、医療現場の「声なき声」を見つけ出し、解決のためのサポートをすることが私たちの役割です。
たとえば、「疑わしいのに診断されない」「診断されても治療に繋がらない」といった"医療ギャップ"とも呼べるボトルネックをデータから浮かび上がらせ、クライアントに課題提起を行っています。その上で、課題のより詳細な実態把握と解決策の立案に向けたデータ活用ソリューションを提案し、一人でも多くの患者さんが最適な医療を受けられる社会の実現を目指しています。
また、営業活動だけでなく、受注後のデータ分析や納品までを一貫して担当しており、プロジェクト全体を俯瞰しながら進められるのが特徴です。データ分析は自らも手掛ける一方で、専門的な抽出作業が必要な場合にはエンジニアと連携し、チームで成果を追求しています。
エムスリーで働くなかで、特に印象に残っている出来事はありますか?
エムスリーに入社してまず驚いたのは、圧倒的なスピード感です。「面白そう」「価値がある」と思ったアイデアにはすぐ取り組み、実行していきます。挑戦を奨励し、まず動くことを尊ぶカルチャーが根づいていると実感しました。
このカルチャーはリモートワーク中心の環境においてもチーム全体に浸透していて、推進力の高さを日々感じています。ミーティングでは、成功事例の共有や新しいサービスのアイデアが活発に議論され、物理的な距離を感じさせない一体感が生まれている点もエムスリーならではの魅力です。
こうした風土を体現しているのが、JAMDASの事業責任者を務める外海さんです。常に現場主義を徹底しており、リーダー自身が積極的にクライアントとの対話の最前線に立ち続けています。クライアントとのディスカッションでは、参加者の多くが座って話すなか、プロジェクターの前に立ち、全身で熱量高く語りかける姿は、とても印象的でした。
チームを牽引してくれるリーダーがいるからこそ、私たちも安心してチャレンジできる。挑戦を後押ししてくれるこの環境に、日々大きなやりがいと成長の機会を感じています。
業務のなかで感じる困難や乗り越えるための工夫を教えてください。
最近では、クライアントのニーズが新たな広がりを見せており、「患者さんや自治体にも情報を届けたい」というご要望が増えてきました。こうした要望は、私にとって未知の領域であり、難しさを感じることも少なくありません。
しかしそんな時にこそ、一人で抱え込まず、すぐにチームや関連部署に相談できるエムスリーの組織力、その層の厚さを実感します。誰もが快く知見を共有してくれるこの強力なサポート体制があるからこそ、未経験の分野にも臆することなく挑戦でき、そのプロセスを通じて自分自身も成長していると感じます。
また、クライアントへの提案活動においても、他部門のメンバーとチームを組み、役割を分担しながら進めています。部門を超えて連携し、助け合いながら挑戦できる環境があるからこそ、新たな壁にも前向きに挑み続けることができています。

今後、エムスリーで挑戦していきたいこと、目指しているキャリアを教えてください。
目指しているのは、クライアントにとって「最も信頼できる相談相手」になることです。何か大きな課題がある時はもちろん、ふとした瞬間に生まれたアイデアについて気軽に声をかけていただけるような関係性を目指しています。そうしたオープンなコミュニケーションの中にこそ、真の課題や新たな機会が眠っていると信じています。リアルワールドデータに関する良き相談相手として、そして一人のビジネスパートナーとして、長く頼られる存在でありたいです。
また、単なるデータ提供にとどまらず、エムスリーならではの付加価値をつけ、医療業界全体にプラスのインパクトをもたらすようなユニークな価値を創造していきたいと考えています。
そのために現在は、エムスリーグループの幅広い事業について理解を深め、「エムスリーとして何ができるか?」という視点を養うべく、日々インプットを重ねています。今後も広い視野を持ち、クライアントや医療業界に貢献できる存在へと成長していきたいです。
最後に、エムスリーに興味を持たれている方へメッセージをお願いします。
エムスリーには、優秀な仲間と切磋琢磨しながら成長できる環境があります。年齢や経験に関係なく話しやすい風土があり、日々のコミュニケーションを通じて多くの刺激を得られる点も魅力のひとつです。
また、入社後はOJTを中心にした実践的な研修が行われるほか、毎日メンターと1on1の面談があり、わからないことはその場で相談できる体制が整っています。さらに、現在、研修制度の整備も進んでおり、成長を後押しする環境がますます充実してきています。
エムスリーは、自ら学び、成長したいという意欲を持った方にとって、最高のステージです。少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。