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総合商社に10年いたら、
ここでは活躍できなかったかもしれない。
ビジネス職山根有紀子 2017年中途入社
自ら事業をリードしない限り、
商品を生み出す力は育たない。
前職は三井物産でファッション関連子会社の経営支援を担当。若くして経営を俯瞰する立場にいたことで学びはありましたが、自分が主体となって現場でPDCAを回し、商品を開発して社会ニーズに応えることへの手触りが薄いと感じたんです。自ら商品を生み出す筋力を鍛えないと、社会に価値提供はできない。そんな思いで転職活動をはじめました。エムスリーの存在は当初は知らなかったのですが、社会インフラとも言える医療領域であれだけの業績を出しながら、高速でPDCAを回し成果を出しつづけている。世界で多彩なサービスを展開し、医療業界に変革を起こしつづけている。その他医療分野の企業も検討しましたが、より大きな社会インパクトを起こそうと考えたらエムスリー一択でした。
当たり前の基準が上がれば、
成長スピードは大きく変わる。
入社初日に上司から「経営陣に新規事業を提案するための資料を作ってほしい」と依頼されたんです。期限を聞くと「エムスリーでは1ヶ月というタイムラインはありえない。数日、遅くとも1週間で」と言われました。経営陣向けの資料であっても100%完璧に作りこむ必要はなく、本質的なところだけ抑えてクイックに出すことが求められる。エムスリーの高速PDCAやアジャイル的な事業開発の考え方が初日に体感することができました。新卒で入社する人はそれが当たり前になるので、成長スピードは圧倒的に早くなる。大企業からエムスリーに来るより、エムスリーから大企業に行く方がその後の人生はずっと楽だと思います。私は総合商社から3年で転職してきましたが、もし10年大企業にいたらここで成果を出せていたかはわかりません。
100億円規模の新規事業を育てる。
その統括責任者に。
現在のメインミッションの一つは、企業アライアンスに基づくtoC向けの新規事業開発。目標は5年で100億規模の事業へと育てること。m3.comという世界最大の医療プラットフォームを持つ私たちと、ソニー、NTTドコモ、LINEといったtoC向けのナレッジを持つ企業が連携することで、日本中の生活者に新しい医療体験を届けたい。めざすのは医療版のアップルストアです。糖尿病を管理するデジタルソリューション、血圧を管理するデジタルソリューション、がん治療の副作用を管理するデジタルソリューションなど、複数のデジタルソリューションの中から患者に最適なものを選び、デバイスにインストールすれば最適な予防、治療をサポートしてくれる。そのプラットフォームに多くの企業が参入してくれば、事業規模は数百億円を超えます。私は今、そのスタートラインに立っているんです。
m3.comを超える、
日本の医療の新しい常識を作りたい。
協業を提案した企業様から「うちがそこに乗るのは難しい」と言われることも少なくありません。代表の谷村に相談すると、「m3.comもそうだったよ」と言われました。「世界の医師の半数が登録する巨大プラットフォームも最初は何もないところからスタートした。大きな展望を描いて、現場で具体的な成果を積み重ねれば乗って来てくれる人は必ずいるから、現場からのフィードバックをしっかり捉えて高速PDCAを回しつつも、大きな絵を描いてほしい」と。私自身、事業開発の経験がそれほどあるわけではありませんが、経験豊富な谷村からこのステップで「大丈夫だよ」と方針を示していただけるのは、本当にありがたい。m3.comを超えるプラットフォームになるという大きな期待もいただいています。その期待に応え、日本の医療を前に進めるためにも、私は統括責任者として日々現場を駆け回っています。