大学卒業後、新卒でリクルートライフスタイルに入社、自社媒体の広告営業に従事していました。大学在学中アプリコンテストに参加したり、IT企業でアプリ開発のディレクターのアルバイトをしていた経験があり、Webサービスを企画する仕事をしたいという気持ちが捨てきれず、新卒2年目でエムスリーに転職しました。
エムスリーを選んだのは、ポテンシャルで採用してくれるのがエムスリーだったから(笑)。あとは、自社サービスを持っている、業界ナンバーワンの企業なら新しいことができると思い、医療業界でナンバーワンのエムスリーを選びました。
今後はWebにとどまらず事業全体を見ていきたいです。いまは医師向けのプロモーションサービスに幅広く関わり、サービス改善を行っています。例えばリアルで行っているMRから医師への薬剤や疾患に関する情報を医師に届けるサービス(my MR君)の、UI改善などを行っていますが、数値分析、企画、開発ディレクション、ABテストの効果検証までをすべて自分で担当しています。開発やテストの期間によりますが、1つの企画に1~2カ月くらいで、並行して4~5本を回しています。
いまはプロダクトマネージャーとしてユーザーに使ってもらいやすいサービスにしていくという点を重視して仕事に取り組んでいますが、Webサービスの側面にとどまらず営業面も含めて事業全体を推進していけるようになりたいですね。
また、子供にも誇れるサービスを作っていきたいと思っています。現在4歳と2歳の子供がいるため、時間的な制約はありますが、家族や同僚の理解やサポートもあり効率的にバリューを発揮できるように努めています。あと、私、実は夫がMRで。Webもありつつ、リアルなMRも必要だなっていうのは、自分自身Webの仕事をやっていて思っているのですが、まさに現在担当しているサービスはリアルなMRと医師の方々を結びつけるサービスなので、私がサービスを更に発展させていくことで、家族の仕事もより効率的になっていければと思っています。
エムスリーでの仕事のやりがいは、自身が行った改善施策がユーザーの行動変革に寄与しているのがダイレクトに体感できるところですね。限られたユーザーに展開しているサイトだからこそ、特に影響の大きさを肌で感じることができます。ペルソナを描き具体的なユーザー行動まで細かく分析できる点はm3.comの魅力です。日本の医師数は約34万人ですが、そこまでは多くない人数だからこそ、一人一人の医師の方々をイメージし、寄り添ったサービスが提供できると思います。
一方で難しいのは、長くやっているサービスなので、長期的な視点で分析をしていく必要があるところです。すでにいろいろな改善がやり尽くされているので。 メインのユーザーが医師ということもあり、コンシューマー向けの一般的なサービスに比べると属性を理解しないといけない難しさもあります。自身の感覚では分からないことも多いので、ユーザーの行動を分析して、そこに合わせて施策を検討しています。
エムスリーは、やる、やらないの判断基準が明確で仕事をしていても納得感があります。価値があることであれば最優先で進めることができ、ある程度規模のある会社であるものの、かなり柔軟にプロジェクトを進めることができるのはエムスリーの好きなところです。
実は、リクルートからエムスリーに移って6年働いたのち、2020年にAmazonに転職し、1年半ほどAmazonと取引があるメーカーへのコンサルタント業務を行っていました。エムスリーでは一貫してPdMのキャリアを積んでいたので、一度クライアントワークに挑戦したかったのが理由です。
グローバルなIT企業は、関わる業務の規模が大きく非常に刺激的な環境です。様々な業務がシステム化されているなど、面白い部分も多かったです。その後、再度PdMとしてのキャリアを積みたいと思い、エムスリーに戻ってくることにしました。Amazon内での異動という選択肢もあったのですが、私自身が目指すPdMとしての成長を考えると、裁量が大きく、スピード感をもってPDCAを回していくことができる環境があっていると思いエムスリーでの再挑戦を決めました。
私の入社当時に比べるとエムスリー自体もかなり大きくなっていますが、大企業のようなダイナミックスさがありつつ、ベンチャーのような柔軟性とスピード感を持っているところは大きな魅力だと思います。また、エムスリーに戻ってくる際、一度出ていったにも関わらず非常に親身に今後のキャリアを一緒に考えて受け入れてくれた上司や、暖かく迎えてくれた同僚にも感謝しています。私以外にも一度転職してエムスリーに戻ってくる社員も複数おり、再入社に寛容なカルチャーもエムスリーの良いところだと思います。
あらためて、今後は他社での経験も生かしつつ、エムスリーというチャレンジができる環境で、医療業界をより良くできる革新的なサービスを作っていきたいと思います。