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データ分析グループにおける業務内容ややりがいについて、業務執行役員・グループリーダーの島田 俊輔さんにお話ししてもらいます。

ビジネス課題発見から実装・展開までを
自分で進めていくことができるやりがいのある仕事です。

データ分析グループの役割とはなんですか?

あらゆるデータとあらゆるデータ分析技術を活用して、エムスリーグループの各事業を成長させることです。その役割を果たすために、大きく二つの軸で業務内容を捉えています。

まず一つ目の軸は対象で、m3.comというプラットフォームの改善と、顧客向けソリューションプロダクト開発の大きく分けて二つがあります。* m3.comとは
もう一つの軸は目的で、データサイエンス(レコメンド等の最適化)、ディシジョンサイエンス(組織の意思決定のサポート)に分けて考えています。

この二軸を組み合わせて、たとえば、m3.com改善 x ディシジョンサイエンスでは各サービスのKPI設計や各種収益の要因分析等を実施し、プロダクト開発 x データサイエンスでは製薬企業向けにチャネルアロケーション最適化や医療情報のコンテンツ最適化等を実施しています。

どのように仕事を進めていますか?

データ分析グループに所属するデータサイエンティストは、それぞれがエムスリーの幅広い事業の中からいくつかの事業を受け持ち、データ分析の全プロセス(ビジネス課題発見、統計的問題への定式化、必要なデータの収集、開発実装、効果検証等の判断、展開)を全てを自分で受け持つことができる形で仕事を進めていきます。

全体を一人ひとりが責任もって受け持つことが、他社のデータサイエンティストやコンサルタント・AIエンジニアとの大きな違いだと考えています。

ギャップを語る

グループの雰囲気を教えてください

20代・30代の比較的若いメンバーが多いですが、一人で事業を担当することもあって自立しており、互いをプロフェッショナルとして尊重し合う文化があります。一方で、データサイエンティスト同士で近くの席に座っていますし、気軽に質問・情報共有も行っています。

エムスリー全体にも言えることですが、定量的なファクトに基づいて議論を行い、着実にPDCAを回していく方が多いです。

身に付くスキルや働き方について教えてください

データサイエンティストには「ビジネス」、「統計」、「エンジニア」のスキルが必要と言われています。エムスリーのデータサイエンティストは、一人で全てのデータ分析プロセスを担当するため全てのスキルが習得できますが、その中でも「ビジネス」「統計」部分が肝要です。いかにビジネスインパクトを創出できるか、創出するための課題発見力、多様な数理技術をベースにした問題設定スキルが身に付きます。

また基本はプロジェクトベースで業務が進みますが、データサイエンティスト間でのプロジェクトの共有は随時行っており、他事業への横展開をしたり、他メンバーの意見を吸収したりする機会が多いです。
全員参加・発表必須の勉強会を開催しており、デザイン思考等のビジネススキル・パラメータチューニングの技術・機械学習実装時のフローについてなど、幅広くメンバー全員のスキルを高めていただいています。

開発環境を教えてください

が準備されています。ビジネスメンバーとのやり取り、グループメンバー間での連携を行いやすくするための環境が整っています。

ギャップを語る

仕事のやりがいはなんですか?

一つ目は、医療という社会的意義の大きい分野に貢献できていることです。医療業界は、公共性の高さやプレイヤーの多さ(患者・医師・薬剤師・製薬企業・保険者等)が一因となり、非効率なところが多分にあります。その課題に対してプラットフォーム・優秀なコンサルタント・テクノロジーを駆使して課題解決に取り組める点にやりがいを感じています。

二つ目は、自身の成長を感じることです。会社がすごいスピードで成長していて、ダイナミズムを感じており、特定の事業を担当していても、一年前とは全然違う仕事をしています。また、新しい事業がどんどん立ち上がっていくので、新たな事業課題やデータに取り組むことができ、様々なビジネス解決法や新たな分析手法をその都度キャッチアップしていけます。

最後は、事業×データを活かす環境が整っている点です。医師の約90%が登録するプラットフォームm3.comを保有しており、必要なデータに比較的容易にアクセスできます。各プロジェクトにかかわる人数が少ないため、データサイエンティストの意思も反映されやすく、意思決定は迅速に行われます。社内には複数のプロフェッショナルがいて、我々は事業インパクトの大きい業務に集中できます。
このような環境のおかげで、データサイエンティストの強みを生かせる領域が大きいと感じています。

どのような人と働きたいですか?

事業に興味があって、事業と理論をブリッジしたいと思っている方と働きたいです。
データ分析という専門性の高い領域の中で、我々はジェネラリストです。事業開発から実装まで全てを行っています。そこでビジネスインパクトを出すためには、最終ゴールである事業に興味があることは必須です。

技術に特化したデータ分析をやりたい方には向かないように思います。また、新しい事業が続々と立ち上がっていることもあり定型作業が多くないため、与えられた仕事を着実にこなすことを最優先に働きたい方とも、方向性が合わなそうです。

エムスリーは会社全体としてフラットで、互いを尊重し、自分の意見を言うことが求められる会社です。新たなプロジェクトを行うチャンスは非常に多いですが、掴むのも自分次第です。積極的に挑戦していただき、ご自身の成長の糧にしていただきたいです。さらに、医療業界の発展にも貢献したいという方であれば、よりうれしいです。

島田俊輔

業務執行役員・グループリーダー 島田 俊輔

経歴
・2004年
東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻 修士課程修了
・2004年
みずほ証券株式会社入社
エクイティデリバティブモデル開発・トレーディング
パンアジア株式トレーディング(香港)
・2015年
エムスリー株式会社入社 データ分析グループ
m3.comバナーレコメンドエンジン開発
製薬企業向けソリューションプロダクト開発

m3.comとは

医療従事者(医師や薬剤師など)を対象とし様々なサービスを展開している会員制のポータルサイトです。
日本中の約9割にあたる28万人以上の医師、16万人以上の薬剤師が利用しています。
医療・製薬情報を届ける「MR君」や、会員医療従事者を対象とした調査サービス、キャリア事業、治験、ゲノム、ECサイト、ニュースメディア、掲示板など多岐にわたる複数サービスを展開しています。
https://www.m3.com/

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